一昔前まで、自宅で葬儀を行うことがほとんどでした。しかし、最近では、親類縁者・ご近所の方々が参列者が葬儀・告別式に参列しやすいように、「斎場」で行われることが一般的になりました。今回は、焼津市の斎場について説明します。
目次
斎場の種類
斎場には、大きく分けて公営斎場と民営斎場があります。どちらも故人を悼み・供養を願う通夜・告別式を行う場としては、申し分のない設備となっています。しかし、それぞれにメリット・デメリットは存在します。
公営斎場について
公営斎場とは、市町村や一部事務組合、公社が運営する斎場のことです。
焼津市には、「星山の苑」があります。平成30年2月1日から使用が始まり、「葬祭式場」に関しても、令和元年9月1日より使用が始まった比較的新しい斎場です。
メリット
「星山の苑」は火葬施設を併設しており、通夜・告別式から火葬までを1か所で行うことができます。斎場を運営する市町村の住民であれば、施設利用費や葬儀日程の面でも優遇されます。
デメリット
公営斎場で葬儀を行う場合時間が限られていることが大きなデメリットです。特に斎場会館「星山の苑」は、1葬家当たり約2時間程度しか利用が出来ません。そのため通夜を行わない葬儀、いわゆる「直葬」しか行うことができません。また、斎場会館「星山の苑」には安置施設もないため自宅での安置を行うか、もしくは葬儀社へ安置の依頼をする必要があり、民営斎場に依頼する場合と比べて手間と負担がかかる場合があります。
さらには、公共施設である以上、自由葬や音楽葬のような新しい葬儀のスタイルに対応できません。つまり、公営斎場を利用する時は、通常の葬儀に限定されるケースが多いということです。
また、対象の住民以外の方も利用できる場合がありますが、地域住民より高い利用費を支払うことが必要になります。斎場会館「星山の苑」の式場使用料は、焼津・藤枝市の住民の場合、式場の利用料は2時間で¥39,570ですが、それ以外の地域の人は、¥118,720になります。
民営斎場について
メリット
葬儀業者が自ら保有している式場であるなら、基本的に当該葬儀業者のみが利用するので、葬儀を依頼すれば式場の予約がとりやすく、利用者が多くて数日待たされるということもありません。葬儀業者が自ら保有している式場である場合は、希望する葬儀形態も柔軟に対応することができ、自由葬や音楽葬のような葬儀も可能です。
さらに、民間斎場では、一組限定での葬儀を行うことができるため、最期の時間を家族や身近な人とゆっくり過ごすことができるため心温まるお葬式を行うことができます。
デメリット
民営斎場の場合、葬儀社によっては「式場費用」が高い場合がります。それによって葬儀の全体の費用も上がる場合があります。民営での葬儀をお考えの方は、一度葬儀社に見積りを取ることをお勧めします。
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